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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
「日本的発想」と「西洋的テツガク」 

14「京都盆地を囲む五山」説

……東山・男山・双ヶ丘・西山・北山
14「京都盆地を囲む五山」説

五つの石組を、京都盆地を囲む東山・男山・双ヶ丘・西山・北山になぞらえる。これには、「現実の五山の庭」と「仮想の五山の庭」の二説がある。

 

中国では古来、陰陽五行説の影響で泰山(東岳)・華山(西岳)・衡山(南岳)・恒山(北岳)・嵩山(中岳)の五岳を崇拝してきた。その京都版が「現実の五山」説。

 

これに対して、庭園研究者の大山平四郎氏は、「五山の風景を単純に写した庭ではなく、現実には存在しない仮想の五山」と提唱した。これが「仮想の五山」説である。

 

一。「現実の五山」と「仮想の五山」のどちらが正しいのか?