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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
先達の奇想天外

51「五と仏教を結ぶ」説

……五仏、五智五仏、他
51「五と仏教を結ぶ」説

石庭に置かれた五つの石組を「仏教にまつわる五の世界」と対比させる。「五仏」説、「五智五仏」説、「禅宗の京都五山」説などがある。

 

五山とは政府が住持を任命する五つの官寺をいい、禅宗寺院では最上の寺格を示す。建武年間(一三三四─三八)に、第一南禅寺(大徳寺と同格)、第二東福寺、第三建仁寺、第四建長寺、第五円覚寺と制定されたのが、全部の名前が判明する最初の五山。

 

その後、将軍や天皇の就任に合わせて何度か入れ替わったが、応永十七年(一四一〇)以降は、足利義満が定めた南禅寺、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺という序列が長く定着した。

 

「禅宗の京都五山」説は少しややこしい。五山と称しても、実際には六山あるからだ。

 

一。石庭の五つの石組は、六山とどう対応するのか?