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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
先達の奇想天外

46「龍安寺と銀閣寺のハプニング満月」説

……細川勝元と足利義政の予想を超えた展開
46「龍安寺と銀閣寺のハプニング満月」説

龍安寺石庭の「満月」、および銀閣寺向月台の「満月」に関して、両庭とも、「盆庭を使ってデザインされ」、「当初案には共に満月がなかったが」、「思いがけないハプニングが生じたため」、「結果的に満月が組み込まれた」、と考える。

 

銀閣寺の方丈前庭には、銀沙灘および向月台と呼ばれる、白砂でつくられた大胆な造形物がある。このうち銀沙灘とは、銀の沙(砂)で表現した灘(荒海)を意味。白砂を六十五センチの高さに盛って、箒目で波紋を描き、湖・荒海・天の川(銀河)などに見立てた。また向月台は、砂を円錐の形に盛って、上部を水平にならしたもの。高さは約百八十センチある。画家の岡本太郎は、向月台を満月に見立てた。

一。当初案には、なぜ両庭とも、満月がなかったのか?

二。思いがけないハプニングとは何か?