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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
美は白砂にあり

39「光の反射板」説

……電気がない時代の照明装置
39「光の反射板」説

電気がない時代には、龍安寺では庭に敷いた白川砂を太陽光の反射板として利用し、建物の室内を明るく照らす役割を担わせていた。

 

一方、夜の世界を支配していたのは、月光である。満月の光は石庭の白砂をほのかに輝かせ、白砂からの反射光を受けた油土塀の壁面は金色に照らされ、幻想的な光景を見せていた。

 

冬の満月の夜、月光による水平面照度は〇・二ルクス程度になる。

 

一。石庭中央の三群八番石にロウソクを灯したとすると、周辺の照度は何ルクスになるか?

 

答は一メートル離れた地点で数ルクス程度。石庭全体の気配が、かろうじて感じ取れる程度の薄明かりである。