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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
美は白砂にあり

36「瞑想するための装置」説

……建築家磯崎新氏の視線
36「瞑想するための装置」説

映画作家の飯村隆彦氏と建築家の磯崎新氏は、平成元年(一九八九)、映画「間─龍安寺石庭の時/空間」を共同で制作。磯崎氏は詩(テキスト)で、「庭は瞑想のための装置である。空白を感知せよ、静寂の声を聞け、空虚の浸透を想え」とした。

 

「装置、空白、静寂、空虚」と並ぶ言葉の中で、気になるのは最後の「空虚」という単語である。これは、「内部に何もないこと」を意味、また「実質的な内容や価値がないこと。むなしいこと」の意味にもなる。

 

一。「空虚の浸透を想え」というテキストは、何を伝えているのだろう?