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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
石の存在感

30「石より砂」説

……作家竹山道雄の視点
30「石より砂」説

この庭は多くの石庭(いしにわ)の中で、唯一、石庭(せきてい)という固有名詞を持つ。けれども、小説『ビルマの竪琴』で知られる作家の竹山道雄(一九〇三─八四)は、石庭の主役を「石より砂」と考えた。

 

さらに、「石はただ点として作用し、その配置のよさによって、白い砂地を一つの超越的な境地と化して、われわれの魂に伝える」と記し、石庭を松尾芭蕉のある俳句に例えた。

 

一。竹山道雄が例えた芭蕉の句は何か?

 

答は「古池や蛙飛び込む水の音」、および「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」。