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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
「虎の子渡し」の暗号を解く

03「虎の子渡し」説

……難攻不落の「日本の謎」
03「虎の子渡し」説

十五の石を、虎が子を連れて川を渡る姿、に見立てる。龍安寺といえば「虎の子渡し」。知名度は抜群である。その根拠になるのは、中国の古書『癸辛雜識』に記載された、四匹の虎(親・子・子・彪)が川を渡る姿を描写した、「虎の子渡し」の説話である。

 

しかし、説話と十五の石を比較すると、途端に訳が分からなくなる。そのため、数百年にわたって「日本の謎」とされてきた。

 

一。説話は親虎と三子で計四匹なのに、石庭にはどうして石が十五もあるのか?

 

二。説話は四匹なのに、石組はどうして五つあるのか?

 

歴史が教えるところによれば、古くから残る伝承の背後には、驚くような事実が潜んでいることが多い。

 

三。「虎の子渡し」の背後にも、「何か」が潜んでいるのではないか?