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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
「あの手この手」の構図探し

21「鈍角不等辺三角形」説

……生け花の「真・副・体」を応用
21「鈍角不等辺三角形」説

十五の石は、「生け花の真・副・体から派生した、鈍角不等辺三角形の技法により配置された」とする。筑波大学の蔡東生准教授など六人の研究者が二〇〇九年に提唱した。

 

一。「鈍角不等辺三角形」の庭とは何か?

 

日本造園学会や日本都市計画学会の会長を歴任した造園学者の進士五十八氏は、著書『日本の庭園』において、庭園の植栽には「真・副・対・控・前置・見越」の技法があると記述。さらに「真副対」は植栽の中心となる「三角形」、「控・前置・見越」は「真副対」を引き立てるための補助的な「三角形」に相当すると説明した。

 

二。石庭に使われた技法は、生け花の「真・副・体」ではなく、庭園植栽の「真・副・対・控・前置・見越」という可能性はないか?