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「謎深き庭─龍安寺石庭」を巡る「五十五の推理」を紹介していきます。
謎解き庭 龍安寺石庭
「秘密の構図」を発見する

01「龍安寺智恵の板」説

……親板と子板がつくる「美のアンサンブル」
01「龍安寺智恵の板」説

十五の石を配置する基準になった「美的秩序」、柔らかく表現すると「秘密の構図」問題は、多くの識者を泣かせてきた難問である。これまでに星座カシオペヤ、扇、尺モジュール、カネワリ、黄金比など、多数の説が提唱されてきたが、いずれも核心には迫れなかった。中には、実際には成立し得ない黄金比研究のため、ほぼ一生を費やした研究者も存在する。

 

その「秘密の構図」を、初めて明らかにしたのが「龍安寺智恵の板」である。ただし、この智恵の板を石庭の作者がつくったのか、それとも誰か別の人がつくった智恵の板を石庭に応用したのか、などの詳しい事情は分からない。

 

このとき気になるのは、寛保二年(一七四二)発行の書籍『清少納言智恵の板』(含霊軒序、京都書肆)により、初めて広く紹介された「清少納言智恵の板」との関係である。

一。「龍安寺智恵の板」とは何か?

 

二。「龍安寺智恵の板」は誰がつくったのか?

 

三。「清少納言智恵の板」はいつつくられたのか?

 

四。「龍安寺智恵の板」は「清少納言智恵の板」の影響を受けているのか?